知っておきたい口内炎の専門的知識①

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口内炎とは口腔粘膜に生じる炎症性の病変をさしますが、病変が限られた部位に存在する場合には、その名称を用いず、歯肉炎や舌炎などと呼ぶこともあります。

口内炎は、局所的な原因による原発性のものと、何らかの全身疾患に伴って起こる症候性のものに分けられます。

いずれの場合も、食事などの機械的刺激によって病変が修飾され、発赤、びらん、潰瘍など単調な症状として現れることが多いため、診断に際しては、症状に加えて発生部位や経過から鑑別することが必要です。代表的なものをまとめました。

①カタル性口内炎

単純性口内炎とも呼ばれ、いわゆる「口が荒れた」状態です。熱、酸、不適合義歯などの物理・化学的刺激や細菌感染により起こり、口腔粘膜に発赤や灼熱感、口臭がみられます。うがい薬やトローチなどによる口腔内清掃により、数日で治ります。

②壊死性潰瘍性口内炎

カタル性口内炎がさらに進んで上皮が剥がれると、潰瘍性口内炎となりますが、それに壊死性変化が加わったものです。重症の栄養障害や感染症(はしか、赤痢、肺炎など)に羅感し、全身抵抗力が低下した場合に起こります。局所的には、紡錘菌やワンサンスピロヘータなど混合感染があり、出血しやすく、疼痛も強く、腐敗臭がします。安静を保ち、栄養補給、抗生物質の投与を行います。

③壊疽性口内炎

白血病、腸チフス、赤痢、無顆粒球症などで全身状態が著しく悪い場合、壊死性潰瘍性口内炎に嫌気性菌感染が伴って起こります。患者の多くは6歳未満の幼児ですが、最近ではほとんどみられなくなっています。症状としては、歯肉や粘膜が暗紫色に変色し、強い腐敗臭があります。口唇や頬部に広がり、顔の皮膚に穴があいたり、敗血症を併発して死亡することもあります。誘因を除くとともに、抗生物質の大量投与、安静、栄養補給、口腔内清掃に努めます。

④再発性アフタ

周囲に赤みを帯びた米粒大、黄白色の潰瘍(アフタ)が、舌、口唇、歯肉、頬粘膜に1~数個でき、不定期的に再発を繰り返すものです。比較的発生頻度の高いものですが、原因は不明です。接触痛や刺激通が強いものの普通1~2週間で治ります。副腎皮質ホルモンの軟膏や付着錠の投与が効果的です。またこの病変は、陰部潰瘍や眼症状(再発性前房蓄膿性ブドウ膜炎)とともに、ベーチェット病の部分症状として現れることがあるため、注意が必要です。

 

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