噛むことといろいろな発育・発達と脳の発達についての関係①

噛むということは顎や口の周りの筋肉を使う運動です。したがって、良く噛むことによって噛むのに使う筋肉や顎の骨はよく発達します。テニスの選手では利き腕の方が長いといったことを聞いたことがあると思います。これは、運動でよく使う方の腕の骨が発達した結果なのです。

これと同じように、顎の骨も使えば使うほどよく発達します。最近歯並びの悪い子どもが増えていますが、これは、柔らかい食べ物を多く食べるようになり、あまり噛まなくなったため顎の骨の発達が悪くなったからだと考えられています。

このことは、ネズミを使った実験によっても確かめられています。この実験では離乳が終了したネズミに液体の餌のみを与えて飼育したところ、固形の餌を与えたネズミに比べて下顎の大きさが小さくなり、頭や顔の骨の成長も劣っていました。さらに、咬筋という噛むのに重要な役割を持っている筋肉の重さも減少していました。

さて、食べ物を噛むということは、同時に食べ物を味わうことでもあります。食べ物を口に入れ、細かく噛み砕き、舌で味わう内に、その食べ物の、硬い・柔らかいといった歯触りや、おいしい・まずいという感覚が発生します。“美味しい物を食べたい”というのは人がだれしも持っている基本的な欲求であり、この欲求を満たし、おいしいものをおいしく味わってこそ、人間らしい深い満足感がえられ、情緒の安定につながります。

噛むということが単に生命の維持に必要な栄養を補給するということだけではなく、人間の精神生活とも深く関わっているということがお分かりいただけたと思います。

それでは、噛むということはそのほかにどのようなことと関わっているのでしょうか?

車の運転中に眠くなった時、ガムを噛むと眠気が取れるといったことを聞いたことがあるかもしれません。これは、噛むことにより口の周りの筋肉を動かし、その刺激が脳に伝わって眠気が取れるのです。

本来噛むということは、脳からの刺激にもとずいて筋肉がうごくことによって行われる一種の反射運動ですが、反対に筋肉から脳に刺激が伝えられることでもあるわけです。そして、脳に伝えられる刺激が多い方が脳の発達にはよいのではないかと考えられています。

 

“最近自分の口の中が気になるようになってきた”

“正しいメンテナンス方法を聞いて歯を守っていきたい”

“自分の予約に合わせてお子さんと一緒にかかりたい”

“お子さんにはじめての歯科健診をさせたい”

“お子さんを歯医者に慣れさせたい”

 

などなど、、、その他少しでも気になるところがある方はお気軽にご相談ください。

近隣では坂戸市鶴ヶ島市にお住まいの方、川越市からお越しの方も多いです。

 

東武東上線若葉駅西口徒歩2分、駐車場もございます。
一般・小児歯科の他、インプラントや矯正も行っています。

※託児も随時受付中です。小さなお子さんがいらっしゃる方も安心です。

 

~鶴ヶ島市・坂戸市・川越・若葉駅の歯医者・歯科ならプラザ若葉歯科~

〒350-2203 埼玉県鶴ヶ島市上広谷792-1レクセルプラザ若葉101

TEL:049-287-1515

診療時間】 平日 9:00~13:00 15:00~19:00 土曜 9:00~13:00 15:00~17:30