知っておきたい口内炎の専門的知識②

 

口内炎の種類の続きです。

⑤ウイルス性口内炎

ウイルスによる口内炎は、1.単純ヘルペスウイルスによる疱疹性口内炎 2.水痘・帯状疱疹ウイルスによる帯状疱疹 3.コクサッキ―ウイルスによるヘルパンギーナと手足口病 4.麻疹ウイルスによるコブリック斑 が主なものです。

コブリック斑を除いて、いずれも最初は粘膜に水疱が形成されますが、口腔内ではすぐに潰れて、びらんになります。疱疹性歯肉口内炎では前方部の口腔粘膜に、ヘルパンギーナでは後方部に帯状疱疹では変則性に現れることが特徴的です。疱疹性歯肉口内炎や帯状疱疹では顔面皮膚にも水疱形成がみられ、強い疼痛を伴います。最近、新しい抗ウイルス剤も開発されていますが、多くは対症療法としての水分・栄養補給。抗生物質や鎮痛剤の投与が行われ、普通2~3週間で治ります。ウイルス感染の診断としては、回復期血清中の抗体価を測定します。

⑥天疱瘡、類天包瘡

皮膚および口腔粘膜に水疱形成がみられる難治性の疾患で、天疱瘡では上皮内に、類天包瘡では上皮下に水疱が形成されます。いずれも中年以降に発症し、自己免疫疾患と考えられています。口腔内のびらんのため、食事摂取困難であったり、滲出液喪失のため全身衰弱を起こして死亡することもあります。病理組織検査により診断が可能です。治療としては、副腎皮質ホルモン投与が有効です。

⑦多形(滲出)性紅斑

皮膚および粘膜に紅斑、水疱、びらんを形成する病変で、発熱、頭痛、関節痛、下痢などの全身症状を伴います。原因は単一でなく多元的ですが、薬物アレルギーや細菌、ウイルス感染などによると考えられています。治療としては、副腎皮質ホルモンや抗生物質を選択して用います。

⑧その他の全身疾患と関連して

鉄欠乏性貧血(ブランマー・ビンソン症候群)や悪性貧血でみられる平骨で赤みを帯びた舌炎、メルカーソン・ローゼンタール症候群の症状として肉芽腫性口唇炎や溝状舌、ジフテリアやカンジダ症でみられる偽膜性口内炎などがあります。

口内炎には様々な種類があることがおわかりいただけたかと思います。心配な時は自己判断はせずに、早めに口腔外科のある歯科医院に受診しましょう。

 

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