歯の役割と噛む目安

歯には、一本ずつ役割があります。私たちは普段それらを意識せずに、食べ物をおいしくいただいています。今日は、歯の役割とたくさん噛むメリットについてご紹介します。

 

3種類の歯の役割

私たちのお口の中には、前歯(切歯)、犬歯、臼歯の3種類の歯があり、それぞれ食べ物を噛むときにも役割があります。

・    前歯(切歯)

前歯は、前に並ぶ歯で上下にそれぞれ4本ずつあります。上下合わせて8本の前歯があるということです。医学的には、この前歯は「切歯」と呼ばれています。食べ物を噛み切ったり、噛みちぎる働きをしています。

・    犬歯

犬歯は、真ん中から数えて3番目の歯のとんがった歯です。上下合わせて4本です。槍のような尖がった歯で、食べ物にかぶりついて切り裂く役割があります。他の歯よりも根が深く、強度があるため、噛みあわせたときに、前歯や奥歯に係る負担を軽減する役割もあります。

・    臼歯

臼歯は奥歯のことです。この歯はかみ砕いたり、すり潰したりする役割を担っています。

手前側にある2本を小臼歯、奥側にある2本を大臼歯(親知らずを除く)と呼びます。上下左右合わせて16本の臼歯があるということです。

大臼歯は、上下左右に2本(親知らずを含めると3本)ずつあり、この歯のかみ合わせで、噛みしめたときの歯の高さが決まります。

食べ物を食べるときには、それぞれの3種類切歯、犬歯、臼歯と役割を上手に使い分けながら、おいしくいただいているのです。

ただし、飴のようなある程度硬くて大きなものを最初に噛むときは、それがのっている歯だけが働きます。そしていったん飴が小さく噛み砕かれてしまうと奥歯によってすり潰されるのです。

 

食事中の噛む量の目安

食べ物をよく噛むと、次のような効果があると言われています。

1.脳に入る血液の量が増加して、脳の発達がよくなる。

2.顎がよく発達し、歯並びが悪くならない。

3.人間が自分で持っている消化酵素では消化できない食べ物が、噛みつぶされて消化・吸収され、栄養になりやすくなる。

4.噛むことで食べ物の繊維がたくさん出てきて、体に悪い物質を捕まえてくれる。

5.噛む力で顔の筋肉や上の顎が発達して、視力が悪くならない。

どのような食べ物をどのくらい噛めばよいかの目安は、噛んでいる食べ物が口の中でどろどろになったかどうかです。食べ物の種類によって違いますが、口に入れたものに固形の形がなくなるまで噛めばよいと思います。

しかし、あまり噛まなくても良い柔らかい食べ物、たとえばハンバーグ、フライドポテト、ソーセージなどは噛む回数が少なくても、すぐにどろどろになります。飲み込みのしやすさや消化についてのメリットは同じですが、噛むことによる他の効果は出てきません。脳への刺激や、あごの発達には、たくさん噛むことが必要なのです。

噛むことの効果を出すためには、よく噛まないといけない小魚やごぼうのような固い野菜を、どろどろになるまでよく噛むことが必要とされています。よく噛むことで、唾液が分泌され虫歯や歯周病の予防にも力強い影響を発揮します。

 

たくさん噛んで、よく笑って、充実した人生には健康な歯は不可欠です。歯を大切にして、心も体も元気に過ごしていきましょう。

私たちプラザ若葉歯科のあるここ鶴ヶ島市は、川越市、坂戸市という比較的大きい街に挟まれており、埼玉のど真ん中に位置しています。そんなに広くはない市ですが、古い街並み、都心、田舎も近く、それぞれの良いとこ取りができる恵まれた町が鶴ヶ島市なのです。

都会の洗練されたスイーツも、田舎でできたおいしい農産物も健康なお口で食べるからこそ、味わうことができます。噛む量の目安を参考によく噛んで、はつらつとした毎日を過ごしましょう。

普段は意識することはないですが、いつも活躍してくれる歯のちから。大切にすることで長持ちさせていきましょうね。素敵な笑顔と楽しい食事のために、健康な歯はとても大切です。

あなたの笑顔を、白い歯と不自由のない食生活で、より素敵にする応援をします。

寒い日が続きますが、東武東上線若葉駅から徒歩2分のプラザ若葉歯科では心が温かくなる診療を行っています。相談・質問などお気軽にご連絡お待ちしております。

 

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