噛むことの大切さについて

人類の食生活の歴史を振り返ってみますと、火の利用により硬くて冷たい食べ物から、柔らかくて温かい食べ物を食べるといった軟食化が進みました。とくに、現代は軟食の時代と言われています。つまり、ハンバーグ、シチューといった柔らかいものや甘いジュースが好まれる時代で、噛む回数も戦前の半分以下に減っています。この傾向は、第二次世界大戦以降に急速に進んできました。主食はお米のみからパンも好まれるようになり、菓子もせんべいのような硬い菓子からケーキ、プリンといった柔らかい洋菓子の方が好まれるようになりました。果物でも梨、リンゴのように硬くて噛む必要のあるものの消費が減って、バナナ、オレンジ、イチゴといった柔らかいものの消費が増えています。さらに、野菜ジュースなどをはじめとする栄養素を含んだ飲み物の消費も著しく増加しました。このため、噛まずに栄養補給が手軽に行えるようになり、これが軟食化に拍車をかけているようです。

それでは、噛まなくなると顎や歯はどうなるのでしょうか。こどもの中には、八重歯があったり、歯並びが悪くて気にしていたり、すでに歯科医で矯正という歯並びを治す治療を受けている人もいるかもしれません。このように現代のこどもたちの中には歯並びの悪い子どもが多くなっています。これは、先程の食生活の変化と関係があるのです。つまり、噛まないことにより顎の骨の成長が悪くなり、歯の生える十分なスペースがないため歯並びが悪くなってしまうのです。このことは多くの動物実験でも確かめられています。また、むし歯や歯周病の増加も現代の子どもたちや大人たちにみられる現象です。特に歯種病は以前は大人の病気と考えられていました。しかし、現代では子どもたちにも歯周病が増加しているのです。むし歯や歯種病の原因は口の中にたまった汚れですが、柔らかい食べ物は歯の表面につきやすく、汚れもたまりやすくなります。反対に硬くて繊維質に富む食べ物は、歯の表面につきにくく、さらにh歯と歯ぐきの表面をマッサージする効果もあります。歯ぐきの表面がマッサージされることで歯を支える組織も丈夫になり、より強い力でものを噛むことができるようになります。そのうえ、歯並びが悪いと歯ブラシで歯の汚れを取るのが難しくなり、ますますむし歯や歯周病になりやすくなってしまいます。さらに、噛まないことによって歯を支える周りの組織がもろくなり、歯がぐらぐらして、歯周病の進行に拍車をかけてしまうのです。顎関節症という顎の関節が痛くなったり、口が開けづらくなるといった症状も、以前は大人のものと考えられていました。しかし最近では、子どもにも見られるようになり、これも顎の成長あg十分でないためではないかと考えられています。

むし歯や歯周病のない健康な口を保つためには、十分な歯磨きはもちろんのこと、食事の時にしっかり噛むことが大変重要です。予防としては、小さな時からしっかりと噛む習慣をつけるとともに、食事の内容にも十分注意を払い、硬いからといって食べるのをめんどうがらずに、よく噛んで食べる習慣をつけることが重要です。

 

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