ストレス・生活習慣病と歯の関係

ストレスが強いと、唾液の分泌量が減ったり、つい甘いものが食べたくなったりと他のむし歯リスクを高めるので、これもむし歯リスクの一つと言えるでしょう。
また、長期間大きな精神的ストレスを受け続けることは歯周病リスクとも言えるのです。

●対策
現代においては、ストレスのない生活は無理でしょう。ストレスを感じたら、できるだけ溜め込まないうちに解消することです。1日に20分でもいいですから、ストレス解消の時間を作りましょう。何もかも忘れることができれば最高ですが、自分のためだけの時間を持つようにするだけでもストレスは解消できます。
会社からの帰りに歩いたり、スポーツジムに通ったり、趣味に熱中するのもいいですし、自分を解放できるストレス解消法をぜひとも見つけましょう。

それから、生活習慣病も歯に影響を与えていると言います。生活習慣病は、その名の通り生活習慣の乱れがもたらす病気です。脂っこいものや糖分とりすぎの食生活や、不規則な生活、ストレス、運動不足などが原因で起きてきます。そういう生活は歯にとってもよくありません。
とくに糖尿病は歯周病を悪くする大きな要因です。血糖値が高くなると唾液が出にくくなりますし、傷も治りにくくなります。

●対策
生活習慣を見直しましょう。バランスのとれた食事、適度な運動、十分な休養が生活習慣の改善には必要です。生活習慣病にとってよいことは、歯の健康にとってもよいことです。

磨いていないところはありませんか?
「私は毎食後歯を磨いています」という人でも、実際にはきちんと磨けていないということがよくあります。というのも、磨きにくいところ、歯ブラシの届きにくいところがあります。また、人によって磨き方のクセがあって、どうしても磨き残しているところが出てきてしまうものです。お掃除でも「四角い部屋を丸く掃く」という言葉があるように、歯と歯の間、歯の裏側、噛み合わせの部分など、磨いているつもりでも磨けていないところがあります。そういうところにバイオフィルムができてしまうのです。

●対策
「いまさら歯磨きの仕方なんて」と言わずに、もう一度歯磨きの仕方を見直してください。