歯みがきは電動歯ブラシを使ったほうがいいの?

電動歯ブラシには様々な機能により手磨きにない魅力があります。良さを実感している人の中には、「もう手磨きには戻れない!!」という人も。

たくさんの電動歯ブラシの良さがある中での最大の魅力は、汚れの取りやすさではないでしょうか。商品による特性や違いはありますが、手の届きにくい場所の汚れを取れるようになったり、歯垢を分解する音波の働きで歯垢除去力が圧倒的に高くなる商品などがあります。また、力の入れすぎ防止機能や、部位ごとに磨く偏りがないようにタイマーでお知らせしてくれるなど、磨く効率をアップしてくれる電動歯ブラシもあります。今日は、様々な電動歯ブラシの魅力についてお話します。

1. 電動歯ブラシの魅力

電動歯ブラシには多くの種類があります。実際にすべてのものをお勧めできるわけではありませんが、本当に使い心地が良く、舌先で歯を触った時のツルツル感が変わるものもあります。電動歯ブラシの魅力とは、何の魅力なのでしょうか。

(1)歯垢除去力

電動歯ブラシを検討するきっかけの多くは「もっと効果的に歯を磨けるようになる」ことを期待しています。電動歯ブラシの性能に左右される部分も多いことは否めないのですが、手磨きのブラッシングでは取れない汚れを取ることができます。特に音波歯ブラシだと、歯にこびりついた歯垢を音波の振動により分解することで、汚れが取りやすくなるのです。超音波歯ブラシは、さらに歯垢の除去率がアップしたもので、さらに細かい振動とそれによって発生する水流の働きで、歯の表面につく頑固なプラークも分解する力があります。歯垢が元から分解されることで、粘着性が高くブラッシングだけでは取りにくかった汚れも落とすことができるのです。最大の魅力であると言えるのではないでしょうか。

電動歯ブラシを検討するきっかけの多くは「もっと効果的に歯を磨けるようになる」ことを期待しています。電動歯ブラシの性能に左右される部分も多いことは否めないのですが、手磨きのブラッシングでは取れない汚れを取ることができます。特に音波歯ブラシだと、歯にこびりついた歯垢を音波の振動により分解することで、汚れが取りやすくなるのです。超音波歯ブラシは、さらに歯垢の除去率がアップしたもので、さらに細かい振動とそれによって発生する水流の働きで、歯の表面につく頑固なプラークも分解する力があります。歯垢が元から分解されることで、粘着性が高くブラッシングだけでは取りにくかった汚れも落とすことができるのです。最大の魅力であると言えるのではないでしょうか。

(2)ブラッシング効率

お口のトラブルで多いのは、実は利き手側ということをご存知ですか?右利きの人は磨きやすい左側に時間をかけてしまう傾向があるので、右側の虫歯が多くなってしまうのです。上下・左右まんべんなく時間と労力をかけてバランスよく磨くのは、意外と難しいものです。電動歯ブラシの中には、上下左右と4つのエリアに分けて時間でお知らせしてくれるアラーム機能付きのものもあります。

また、ブラッシング圧が強いと自動で停止してくれる親切なものもあります。最適なブラッシングの力加減で、お口の中全体をバランスよく磨くようにアシストしてくれるため、効率よく磨くことができるのです。

(3)シンプルな操作性

水回りで使うことが大前提の歯ブラシのため、防水であることはもちろん、機能も比較的シンプルに作られているものが多いです。ボタン一つでオンオフできるものが多く、ブラシヘッドの交換だけで、モードを自動的に交換してくれるものもあります。スイッチを入れるだけで、自動的に振動や音波が発生し、お口の中をすっきりさせてくれるので、とても手軽に利用することができることも、メリットの一つです。

2.電動歯ブラシの種類

一口に電動歯ブラシといっても、歯ブラシの形・振動方法や充電方法など、様々な種類が発売されています。電動歯ブラシのメリットは、ブラシを手で細かく動かさなくてもいいため、腕が疲れず時間をかけて1本1本磨くことができるという点です。それ以外のメリットについては、電動歯ブラシの駆動力の種類ごとに違いがあります。まずいくつかある電動歯ブラシのカテゴリー分けをしてみたいと思います。

振動式・回転式

こちらは、手磨き時にブラシを左右にごしごしする動きを自動にしたタイプです。ヘッド(ブラシのついている部分)の自動振動や回転により歯の汚れを除去するもので、振動するだけ(ほかに機能がなければ)のものだと、一番安価なモデルとなっています。値段がリーズナブルのため手に届きやすいこともありますが、ブラシの揺れ幅や強さなどの選択肢は少ないものが多いです。

音波式

振動式の歯ブラシに音波を発生させて、その効果により歯垢を除去しやすくします。ブラシの単純振動ではなく、音波による微細な振動を与えるため、歯や歯茎への負担が少なく、優しく磨くことができることがメリットとなります。音波式歯ブラシと言われる音波の単位は200~300Hzと言われています。また、振動により歯と細菌のつながりを弱め、頑固な細菌の連鎖を破壊することができます。音波を発生させる装置が付く分、単純な振動式と比較すると価格が高くなってしまいます。

超音波式

超音波歯ブラシは160万Hz以上の振動数があるもので、音波式歯ブラシとは全く異なる商品です。超音波式歯ブラシは、人の耳に聞こえないほどの空気の振動を与えて汚れを取ります。音波振動による力で歯と細菌のつながりを弱めることに加え、歯にこびりついてしまう粘着性の高い歯垢も破壊することができるという大きなメリットがあります。しかし、超音波の振動は非常に細かいため、手磨きのように自分でブラシを動かす必要があります。

※振動により物が接触したときに発生する音の振動(2万ヘルツ未満)を「音波」と呼び、それ以上細かい振動数で人の耳が認識できないレベル(2万ヘルツ以上)のものを「超音波」と呼びます。

3.電動歯ブラシの選び方

電動歯ブラシは多種多様で、初めて買う方は何を重視して選べばよいか迷ってしまうかもしれません。商品ごとにどんな違いがあるのか、優先させたいポイントはどこなのか、項目を絞って考えてみたいと思います。

(1)予算

電動歯ブラシは値段の幅が大きく、1,000円台で買えるものから、30,000円台のものまで種類があります。音波式のものでも2,000円台からラインナップがあるのですが、性能は商品によって異なります。高いものほど性能や機能が増える傾向にありますが、それが使いやすさにつながるかどうかは個人の好みによります。

(2)プラーク除去率

誰でもが重要視しているのが、プラーク除去率の高さです。手磨きの場合は、ブラッシングの技術に大いに左右されますが、電動歯ブラシの場合は少し違います。歯にブラシを当てるだけで、きれいに除去してくれるタイプもあれば、個人のブラッシングのスキルで汚れの除去率が左右される商品もあります。歯ブラシに連動するアプリでの指示に従えばだれでも無理なく全体的に磨けるという優れものもあります。

(3)電源タイプ(充電・電池)

電源タイプは、携帯電話のように充電をするタイプと、電池を入れるタイプに分かれます。

電池式

電池を直接入れるタイプは外出先でも電池交換ができること、値段も低コストのものが多いのが特徴です。外出先でバッテリーがなくなっても、電池を変えるだけで使えるため、充電器の持ち運びが必要ない分、気軽に携帯できます。

充電式

充電をして使うタイプのため、うっかりのバッテリー切れで使えないことがあります。電池式より内臓パワーが高く、しっかりと磨けるのが特徴です。また、多数のモードがあることも特徴の1つです。歯ブラシと使う場所が限られているので、あまり手間と感じないかもしれませんが、常に充電が必要となります

(4)サイズ・重さ

歯ブラシは手にもって使うので、サイズはとても重要です。海外製のものはブラシ部分が大き目にできていたり、握る部分の太さが大きかったりなどそれぞれに特徴があります。サイズや重さが合わずに買っても使わなくなるというのは、もったいないのでしっかりと確認しましょう。

ヘッド(ブラシの部分)

お口に入れるブラシが付いている部分がヘッドです。ブラシの大きさやブラシまでの柄の部分の太さも、ブラッシングするうえで使い心地を左右する重要な部分です。

グリップ

小さくても軽くても握れないほどの太さだと長続きしません。手磨きで慣れていると電動歯ブラシの持つグリップの太さに違和感を覚えるかもしれませんが、気にせずに持てる太さのものを選ぶとよいと思います。

持ち運び

持ち運び用ケースが付属品としてついてくるものもあります。外出や旅行で電動歯ブラシを携帯したい人には、外せないチェックポイントの1つになるかもしれません。また持ち運びできるケースに充電機能がついている便利なものもあります。

重さ

毎日、数分間ブラッシングをするので、疲れずに持ち続けることができるかどうかは、とても大切です。値段の高さに比例して軽くなるわけではないので、気になる商品が実際に店頭で確かめることをお勧めします。

(5)付属品

付属品の良しあしは、個人の好みによるものだと思います。個人的に気になるものは、充電器がガラスのコップというもの。洗面台に置いてあっても、おしゃれに見えてしまう電動歯ブラシがあるなんて素敵ですよね。

他には、替えブラシや、舌磨きブラシ、充電器、トラベルケースなど商品によってさまざまな付属品があります。

4.魅力が詰まっている電動歯ブラシのデメリット

電動歯ブラシで磨けばどんな人でも虫歯やお口のトラブルがなくなるわけではありません。もしかしたら、電動歯ブラシだから大丈夫!という過信が一番のデメリットかもしれません。歯を1本ずつ磨き、上下左右偏りなく全体的にブラッシングすることが手磨きでも電動歯ブラシでも同じように大切になります。電動歯ブラシを使用しても、ブラシが当たっていないところは磨かれていないので、どんな歯ブラシでもまんべんなく歯1本1本に毛先を当てるようにしましょう。

電動歯ブラシには魅力がいっぱい!そして、商品によってはブラッシングタイムが楽しくなったり、歯の汚れがとれていることが実感できるようになったりと、メリットもたくさんあります。

しかし、電動歯ブラシは、何を選ぶかでメリット・デメリットがまったく違います。個人的なお勧めは、超音波式歯ブラシよりも音波式歯ブラシです。自動で振動してくれるため、毛先を細かく動かさなくてもよく、それでいて音波振動により汚れを取りやすく分解してくれます。個人差はありますが、相性が合う電動歯ブラシに出会うと、「もう手磨きには戻れない!」という方の話をよく聞きます。

電動歯ブラシを検討している方には、電気屋さんにいって実際に商品を手に取って試してみてはいかがでしょうか。また、かかりつけの歯医者さんでの相談もできます。

プラザ若葉歯科では、ブラッシングの方法や電動歯ブラシのお勧めなど個人に合わせた磨き方の相談を承っています。いつでもご相談お待ちしております。