歯みがき粉の量と有効性 ~歯みがき粉は本当に必要?~

歯みがき粉・歯みがき剤の量

歯みがき粉にはさまざまな種類がありますよね。歯みがき粉とはいうものの粉タイプは今ではほとんど売られておらず、チューブタイプが主流となっています。個人的には20年ほど前に発売されたジェルタイプがお気に入りでした。歯医者さんの窓口にもお勧めの歯みがき粉が販売されていたりします。

薬の服用に用法と用量が定められているように、実は歯みがき粉にも適正量があります。薬のように健康を害するような影響はありませんが、歯みがき粉に含まれている有効成分がより高く発揮されるための適正量があります。

歯みがき粉の量の目安は、チューブタイプの歯ブラシの植毛部の3分の1から2分の1ほどがよいとされています。研磨剤や着色汚れをおとす薬剤などの成分は多すぎてしまうと必要以上に歯を削ってしまったり、また泡が多くなることで磨きにくくなってしまうこともあります。

反対に少なすぎると、有効成分がお口の中全体にいき渡らずに効果を十分に発揮することはできません。何事も容量が大切なのですね。

歯みがき粉は本当に必要?

歯医者さんが時々受ける質問に、歯みがき粉は使わない方がよいのか、というものがあります。使わない方がよいということはありませんが、絶対に使わなければいけないということもありません。

現在、歯みがき粉には気になるところに特化した商品が発売されており、歯みがき粉にはいろいろな働きがあり、以下のような様々な有効成分が知られています。

  • 歯垢を良く落とす
  • 着色汚れを落とす
  • 口臭予防
  • 虫歯予防
  • 知覚過敏緩和
  • 歯石予防

 

歯みがきは虫歯予防や知覚過敏の防止などの効果を高める成分が含まれており、それぞれの有効成分の効果は証明されているので、気になる方は使ってみるとよいと思います。しかし、過信は禁物です。

大切なことは、丁寧なブラッシングで汚れをきちんと落としながら磨くことができることです。歯みがき粉を付けてもつけなくても丁寧に磨かなければ汚れは落ちません。もちろん、歯ブラシだけで丁寧なブラッシングができるのであれば、歯みがき粉の使用は必須ではありません。

世界では世界保健機関(WHO)をはじめ世界の多くの歯科の専門家は、フッ素の入った歯みがき剤の使用を勧めています。適量の歯みがき粉を使い正しいブラッシングをする上では助けになるはずです。特にフッ素は歯垢の細菌の活動を抑える働きや、歯質を強化する効果があるため、むし歯になりにくい環境作りに効果的です。

坂戸市、鶴ヶ島市の方々が多く来てくださっているプラザ若葉歯科では、日頃の歯みがきで取り切れなかった汚れをプロの手できれいにする、クリーニングを行っています。歯を大切にすることは、健康と人生を大切にすることと密接に関わっているのです。

素敵な笑顔で輝く毎日を送りたい皆さまを応援している歯医者さんは、プラザ若葉歯科です。
お口に関わる大小さまざまな悩みやご質問にお答えできます。
お気軽にご相談ください。

今日も元気に診療中です。