再発する口内炎の予防

口内炎のせいで食べたくても、食べられなかったという経験、みなさんもあると思います。口内炎は一時的なストレスや、体調不良によってできると言われています。多くは完治すればしばらく発症しないものですが、この口内炎が一度治ったと思って安心していても、またすぐに再発してしまうこともあるのです。何度も繰り返してしまう口内炎には、いくつかの種類があります。代表的な2つをご紹介しましょう。

再発性アフタ性口内炎

口内炎が繰り返して発生してしまう病気の一つに、「再発性アフタ性口内炎」と呼ばれるものがあります。
「アフタ」とはお口の中にできる表面が白や黄色の膜に覆われてできる5~6mmの炎症です。アフタよりも大きいものを潰瘍(かいよう)といいます。通常は2週間ほどで治り、再発はしないのですが、何度も繰り返してしまうものを「再発性アフタ性口内炎」と呼んでいます。

口内炎は、舌、お口の内側(頬粘膜)、唇など柔らかいところにできやすいです。この種類の口内炎は口の中にだけでき、他の体の病気とは関連はありません。何度も再発してしまう原因は、まだ特定できておりませんが、精神的ストレスやホルモンバランスの乱れ、免疫力の低下が考えられています。

治療では、痛みを取ることが中心となります。口内炎ができた部分に、軟膏を塗ったり、お薬のついたパッチを張りつけたりします。また、薬の服用や指定された薬用品でのうがいでも、再発防止に効果があったとの報告もあるそうです。

何度も再発を繰り返す人は、特に予防に気を付けたいものです。予防や悪化を防ぐ一番大切なものはやはり、清潔であることです。いつも清潔にするように心がけ、イソジンなどによるうがいを習慣にすることも効果があります。

また、歯のかみ合わせの状態や、被せ物などの位置が原因となっていることも考えられます。例えば、歯や詰め物がいつも、頬の同じところに当たってしまうことで、その部分がただれやすくなり、口内炎になることもあります。治療部位や矯正の装置など、特に被せ物や器具などがお口の中の粘膜に触れていないか、よく調べてもらいましょう。もし、お口の中との接触があった場合は、作り直したり、取り除いてもらったりすることが必要になるかもしれません。

再発性単純疱疹ウイルス性感染症

単純疱疹ウイルス性感染症という病気に感染した経験のある人に起こるものです。これが原因で繰り返し起きる口内炎は、改めてウイルスに感染しているわけではありません。単純疱疹ウイルスは、初めて感染した時に神経の中にウイルスが潜んでしまいます。神経の中に潜んでしまったウイルスは、体の抵抗力や免疫力が弱くなっているときに活動をし、何度も口内炎を発症させます。

単純疱疹ウイルス性感染症でできる口内炎は、一つだけ大きな口内炎ができるものではなく、1cm~2cmほどの範囲の中に、小さな水疱(すいほう)がいくつもできます。

一度感染してしまうとこちらの予防は、なかなか難しいのですが、日光をはじめとする紫外線を受けることで、口内炎を誘発することが知られています。紫外線を受けて発症してしまう人は、帽子や日よけを積極的に活用して、紫外線に触れないよう気を付けるようにすることが大切です。

むし歯や歯周病、歯並びなど歯の問題も多くありますが、お口の中にはそれ以外の大切な部分もたくさんあります。唇、頬の裏側(頬粘膜)、舌、唾液腺など、ここにあげきれない多くの部分でお口は構成されています。

プラザ若葉歯科では、埼玉医科大学で口腔外科を実践してきた歯科医師が在籍しているため、歯に関すること以外でも、お口全般の病気や異常などを診療・治療することが可能です。

私たちは、鶴ヶ島市、坂戸市の地域の皆さんの信頼度NO.1の歯医者さんになりたいです。そして、プラザ若葉歯科に行けば、どんな問題も一緒に考え解決してもらえる、とお一人でも多くの方々に思っていただけることを目標としております。

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